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- 作者: トーベ・ヤンソン,冨原眞弓
- 出版社/メーカー: 筑摩書房
- 発売日: 2006/07/01
- メディア: 文庫
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19歳の頃に出会ってから、毎年この時期から冬にかけて読む本。
冴え冴えとした文体がとても心地いい。
読むたびにだんだん分かる事が増えていく感覚がする。
私は今年、カトリと同じ年になった。
以前はカトリが作中でも言われるように狼で、アンナが兎であるように思えていたけれど、今回は、カトリこそ兎なのかもしれないと思った。
弟を守ろうとする余り、肩に力が入っていて、要領よく嘘をつけないのだ。
リリィエベリの眼差しに少し救われる。
カトリの最後のシーンの解釈が、今年もつかなかった。
来年も読む。
- 作者: 芳崎せいむ
- 出版社/メーカー: 東京創元社
- 発売日: 2009/10/30
- メディア: 単行本
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夏の大掃除から、漫画はもう極力新品で買わないと決めていたのだけれど、みくしーでミズカちゃんが取り上げていて、ゲーテの格言に惹かれてしまった。
最近は本を読むこと自体もめっきり減って、読んだとしてもエッセイというノンフィクションのものばかりで、「お話」の世界の楽しさというものをちょっと忘れていた。
漫画の中に挟まっていた「新刊案内」のちらしに乗っている本のあらすじを読むだけでもなにかとても楽しい気分になった。また図書館に行こうと思う。
お気に入りは11冊目、オチがカワイイ。
格話の締めに呟かれる格言に頷いたり、考えてみたりするのも楽しい。格言は自分の気持ちが上向きにあるときに有効だなあと思う。ちょっと前の私では、そういう気持ちになるのは難しかった。