二週間前くらいに髪を首筋まで切った。
不精したせいで部屋が荒れに荒れて、どうにか気持ちの落ち込みを止めたいと、美容院に駆け込んでみた。
ストレートパーマをかけていたので、ショートにするとぺったんこになるそうで、重めのボブ。半ば自傷行為のようなことをしてしまったので、なんとも中途半端な仕上がりで、深く反省。
恋人はいいんじゃないかなーと言っていた。そのゆるい反応に男の人は私がが思ってるほど外見に拘らないのだなと安心したような、びっくりさせようと思ったのが不発で拍子抜けしたような。

確かに首や背中が涼しくなって、さっぱりはしたけれど、髪を切っても気分の落ち込みは中々治らなかったので、ようやく部屋の掃除に着手した。
二年前くらいにごそっと荷物を処分したのだけれど、残党がまだまだいたので、今回もがんがん処分した。
ロシア語のCDも聞き飽きた=自分の中にエッセンスが染み込んだという話を読んで、次の人に渡そうと9割売りに行った。売れるかなと思ったけれど、ブックオフでもブックマーケットでも値段がついたので良かった。
本・漫画も図書館やレンタルコミックで借りられるものは思い切って手放した。そこそこ人気のあるものなら、中古やさんで立ち読めるし。
ベッドの下の「いつか使うかも知れない」端切れ布もこの勢いでやらねば、と処分。
捨てた後、後悔するかもしれないと思っていたけれど、全然そんなことは無かった。とても清清しい気持ち。
弟の部屋に置きっぱなしにしていた詩集とか文芸同人誌も本当に気になるものを残して手放した。(本棚一つ分あった…。)
大学時代の日記も、メモ書きも、読み返すと当時の暗い気持ちにしかならなかったので、さよならした。
前回の大処分でもゴミ袋がやたら出たけれど、今回もここまでで4、5袋も…。
狭い部屋なのにこんなにも要らない物があったとは、と自分でも驚いた。
それから今まで放置し続けた、機械の説明書やカードの契約書なんかを整理整頓。
最初は「やらなければ」という悲壮な気持ちだったけれど、し始めると楽しくて仕方が無い。

過去のものをどんどん捨てていく中で、賞状の類を処分するときに、小学校のときのノートや教科書、昔に描いた絵をきちんととってある人に憧れの気持ちを覚えたけれど、管理しきれないので私には合わない生き方なのだと思った。
実の所、卒業アルバムももう要らない気持ちだけれど、それはあんまりかなーと思って保留している。


やらなければ、という気持ちを奮い立たせるために、読んでいた掃除本。

ガラクタ捨てれば自分が見える―風水整理術入門 (小学館文庫)

ガラクタ捨てれば自分が見える―風水整理術入門 (小学館文庫)

ガラクタ捨てれば未来がひらける (小学館文庫)

ガラクタ捨てれば未来がひらける (小学館文庫)

最初はアマゾンの中古を買おうかなと思っていたけれど、片付けしようと思っているのにモノを増やしてはいけないと考え直し、図書館で借りることにした。市の図書館には無かったけれど、隣の市のところにはあったので嬉しい。
ただ要らないものを捨てなさいというのでなくて「贈られたけれど不要なもの」など、捨てにくいものを捨てていい理由がのっているので気持ちが楽になる。
本の後半と「未来が開ける」の、浄化実践のほうはおまじない要素が強くて、引いちゃう人がいるかもしれない。
中身はまじめなのに、表紙やタイトルがちょっと怪しげなので、アマゾンの書評を読まなかったら多分借りないし手に取らないと思う。本棚においておくのもなんだかちょっと恥ずかしいので、読みたいときは図書館を利用することに決めた。