気持ちが弱ってくると、何がしかに理由を求めて、かわいそうなわたしというものに頭の先まで浸かってしまう。例えば妬みの感情もそうなのだ。

昨日がそんな夜だった。
なのでずっと隣の席の増田君へ愚痴を言ったら、どうしてそう思うのか全然分からない、妬む理由が無いじゃないかときっぱりといわれた。気持ちに寄り添う慰めも嬉しかったけれど、すこん、と枷が外れたような、清々した感じがする。頭の中の要らない荷物をやっと捨てられた気分。