お昼から夕方までプリント折りを「ど祭り」の生中継を見ながらぼんやりやって、夕食をたべた後は「世界ふしぎ発見」→「美の巨人たち」の土曜日のいつものコースで今に至るわけです。ふしぎ発見は国立公園が素敵で、美の巨人たちの特集は今まで全く知らなかった秋野不矩という女流画家で、絵に惹かれたので食い入るように見ていました。静岡にある彼女の美術館は閲覧時に靴を脱ぐという珍しい方式のところで、床に腰を下ろしてみても良いようなので、是非行って見たいと思います。彼女は五十代で自分の絵の世界を獲得して、九十三歳で亡くなるまで絵を描き続けたという話を聞いていて、感性は本人が望めば何歳でも保ち続けられるということを思いました。むしろ五十年くらい生きてやっと目覚める感性もあるのかもしれないです。十代の頃は歳を取るにしたがって、全ては衰えるばかりと思っていて、歳を取りたくないとばかり思っていたのですが、最近は(諦めも多少はあるのでしょうが)良い歳の取り方をしたいと考えています。