夕方頃まで少し家の単純作業を手伝っていた。単純作業は思考があまり必要でないので違うことを良く考える。それで思い出したのがこの骨董にまつわるエッセイ。母屋の廊下にある父の書棚(というか本置き場)から借りて来た。たしか去年の夏の留守番中に黙々と読んだものです。骨董はまだ良く分らないものですが、そういったお店に行くと何かしらの魅力を感じるのでときたま父について出かけます。この本はエッセイということもあって読みやすくて、骨董以外にも著者の生活する上での立ち振る舞いが美しいので憧れます。最近自分の中にあった「物をとにかく捨てたい」「物の少ない生活がしたい」というのはここからの影響もあるみたいです。約一年前に読んだものなので、内容が一年かけて私の中に滲みたということでしょうか。