■
- 作者: 森村桂
- 出版社/メーカー: 角川書店
- 発売日: 1994/04
- メディア: 文庫
- クリック: 5回
- この商品を含むブログ (4件) を見る
小学六年生あたりに母の本棚で見つけて読んだ、私にとって人生で始めてのエッセイ本。海外の創作ファンタジーばかり読んでいた私が現実の人間に興味を持つきっかけになったくらい影響力のあるものです。あんまり気に入ったので読んだ後、母の本棚に戻さずに自室の本棚に並べて幾度か読んできました。確か前に読んだのは高校生の頃だったのですが、あの頃はただ若い女の人が南の島のニューカレドニアへ船で単身滞在するという一種の冒険譚として捉えていた話が、今日読んでみると冒険譚よりも彼女の父母の人生とか、出かける前のほうがやけに印象的でした。お勧めの本です。文章が易しいのでとても読みやすいのです。