私の持っているハリネズミカメラというちっさいカメラは今日みたいな太陽の出ている日にしかきちんと写らないので、晴れている日には何はなくとも持ち歩こうと思っているのにいつも忘れてしまう。
今日もバスで帰る折に、田んぼの横の家の庭に赤い花が咲いていて、綺麗だったからとりたいと思ったのに肝心のカメラがなくて惜しい思いをしたのです。

向かいの五階建ての団地には階段しかなくて、宅急便の人が小走りにあがっていくのが見えた。呼び鈴もないのか「サトウサーン」て呼ぶ声が聞こえている。

カメラのことをふと思い出すのは自室にいるときで、窓から見える景色が割と気に入っているので撮ろうかなと思うのだけれど、実際向かいの家の窓もこちらに向いているから怪しいのでよく躊躇する。


そういえば、今朝は六時に起きていつものネットの巡回先を見てまわったのだけれど、意外な物を見て少し衝撃を受けた。それからさっきお昼に友達と話をしていて、この間立ち読みしたエソラに載ってた五十嵐大介さんの「鰐」の話のテーマが私の中で繋がった。