2008-06-05 ■ 読む 酒井駒子 小さな世界 (Pooka+)作者: 酒井駒子,Pooka編集部出版社/メーカー: 学研プラス発売日: 2008/06/03メディア: 単行本購入: 10人 クリック: 54回この商品を含むブログ (55件) を見るこの人の絵は、しんとした夜の匂いがします。初めて読んだのが「金曜日の砂糖ちゃん」だったからかも知れないのですが、がさがさした質感とまっくらな背景が印象的です。 絵の世界は絵の世界で閉じていて、眺めることしかできないような、そういうさびしさがあるなといつも思います。外国の風景とか、昔の写真とか、そういう感じ。箱庭を覗いている、そんな感じもします。 付きまとうさびしさが恐ろしくもあり、心地よくもありという不思議な魅力があるので大好きです。