ツンドラ ブルーアイス (愛蔵版コミックス)

ツンドラ ブルーアイス (愛蔵版コミックス)

まだあるかなと古本屋さんを見に行ったら残っていたので購入。絵柄が正直好きでないので買おうか迷ったのですが、世界観が私の求めているものに悔しいくらい合致したので決断しました。とても寒い世界の果てで暮らす二人。恋愛が一切絡んでこないのがとても好きです。

バンビ (6) (Beam comix)

バンビ (6) (Beam comix)

面白いのですが、家において置けないので、見かけたらいつも立ち読みする漫画(の最終巻)。
動物みたいな乙女バンビが不老不死の材料として命を狙われている幼児パンピ(バンビの命名)を連れて逃げる話。殺人の連続なのに爽快感があるふしぎな感じ。バンビが追っ手を殺すときになんの葛藤もないのがとてもいい。機械のようだから葛藤がないんじゃなくて、自分が生きるために邪魔するものをふっとばすという感じ。生きるために生きるという動物の感覚だと思う。
ラスと近くでなんとしてでもバンビを殺そうとする相手に対して「そんなに殺したいか」と言ってバンビが泣いたのは、死への拒絶じゃなくて、自分の存在を拒絶された悲しみ(自我の目覚め)からだと思う。