■
- 作者: 安野モヨコ
- 出版社/メーカー: 集英社
- 発売日: 2000/03/17
- メディア: コミック
- 購入: 1人 クリック: 5回
- この商品を含むブログ (12件) を見る
- 作者: カネコアツシ
- 出版社/メーカー: エンターブレイン
- 発売日: 2001/09
- メディア: コミック
- 購入: 1人 クリック: 4回
- この商品を含むブログ (7件) を見る
動物みたいな乙女バンビが不老不死の材料として命を狙われている幼児パンピ(バンビの命名)を連れて逃げる話。殺人の連続なのに爽快感があるふしぎな感じ。バンビが追っ手を殺すときになんの葛藤もないのがとてもいい。機械のようだから葛藤がないんじゃなくて、自分が生きるために邪魔するものをふっとばすという感じ。生きるために生きるという動物の感覚だと思う。
ラスと近くでなんとしてでもバンビを殺そうとする相手に対して「そんなに殺したいか」と言ってバンビが泣いたのは、死への拒絶じゃなくて、自分の存在を拒絶された悲しみ(自我の目覚め)からだと思う。