仕事に対する心構えといった感じの内容の本を読んでいます。自発的にではないのですが、読みやすい文体、わかりやすい内容なのが救いです。こういう仕事をする上でどうあるべきかというものを読むと、仕事に対する姿勢が甘かったなと思ってがんばろうという気になります。でも一方で、仕事が自分の全てであるというのは違うんじゃないかとか、仕事ってそこまで精神を捧げることなんだろうかとも思います。
その違和感の起点は、今の仕事が私のしたかったことではないこと、女である自分にとっては結局腰掛けにしかならないんだろうと思う所なのです。だけど本当にしたいことのために転職とか具体的に行動するかといえば、今の環境は決して居心地が悪いわけではなくて、むしろかなり恵まれていると思うので何の行動も起こさないし、仮ににしたかった仕事に就いたとしても仕事=人生になるとは思えないです。
究極の理由は働かずに生きていきたいということなんだろうけれど、出勤中以外の時間に仕事を入れたくないというのは、仕事中は少なからず仕事用の自分(良い人間であろうとする私)を作っているからで、仕事を持ち込んだら作っていない「私」の割合が減ってしまうという危機感からだろうか。でも「本当の私」なんてご大層に言ってみたところで、オフの自分は怠惰なだけなので、守ろうと固執するに値しないと思う。
どこかで受けた就職試験の「仕事をするということはあなたにとってどういうことか」という質問には「社会の一員として生きていくための行動」と書いたけれど、本当は「生活費を得るための行動」に過ぎないと思っています。
要するに、自我が消えるのが怖いのだろうか。仕事=人生にするということは、怠けたいとかサボりたいという気持ちを捨てて相手(何か)に尽くすことで、そうしたらそこには「私」はいても「私」はいないのと同じなのだと思うから怖いと思うのだろう。
自我に固執するから苦しくなるけれど、自分というものをなくしてしまったらそれは生きてるといえるのかとかその他これ以降もぼんやりと思ったのですが、どんどんわけが分からなくなるし、自分がつまらないものに思えて悲しいので一旦考えるのをやめます。