一気に読むのは本への記憶が薄まってしまいそうなので一冊ずつ。

三つの金の鍵―魔法のプラハ

三つの金の鍵―魔法のプラハ

ストーリーの中にブルンツヴィーク、ゴーレム、ハヌシュという三つの話が挿入されていて、その画面の見せ方がとても好き。ゴーレムの話は、荒俣宏氏のオカルト本*1であらすじを読んだことがあったのですが、こういう風に以前の記憶との繋がりが見えるととても嬉しい。ハヌシュは子供の頃に読んだらきっと、不条理というか人間の汚さに傷ついただろうと思うのですが、今日はなぜかこの話に一番惹かれました。上手くいえないのがもどかしいけれど、一番ぴったり来るというかんじ。

*1:

読み返そうと本棚を探したのですが、どうも行方不明。ちょっと悲しい