小説を読まない彼の机には、実用書が山積みになっています。児童文学やら絵本は幼稚と言われそうなので黙っていました。
仕事納めの日でした。
珍しく感情が尾を引いてしまっています。
お風呂に入りながら、何でこんなに切り替えが出来ないんだろうと考えていたのですが、漫画も含めた本全般は幼少期からずっと親しんできた友達みたいな存在だから、それを否定されるということは私の今まで生きてきた時間を否定されることだと感じてしまったからなんだろうと思います。彼が物語に理解がないのはそういう回路を持っていないからで、人間性の違いがどうしようもないなあと思うのですが、納得する(考えるのを止める)までに時間がかかりそうです。(私から見たら、物語を理解しない彼の元に生まれた三人の子供は不幸だ。コドモチャ×ンジの教材に載っている改変されつくした昔話しか与えられないし、実用的・力が付くとかいう胡散臭いものしか与えられていない。)
母や父や祖父母が宮沢賢治の言っていた『透き通った本当のたべもの』を山ほど与えてくれていて本当に良かったと思います。

夜は「有頂天ホテル」を見ていました。面白かったです。見てよかった。
コールガールの笑える画像を保存し続ける理由のくだりでわけもなく泣いてしまいました。