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- 作者: 梨木香歩
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 2001/12/26
- メディア: 文庫
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物語が進んで人の繋がりが見えてくるのはこの話の核になっている織物にイメージが重なりました。あと結婚と出産のあたりの旧家のおばあさんの考えがものすごく頭に来たので、登場人物が反論してくれて安心しました。
最初は少し、人物の口調が丁寧すぎてちょっと私の中ではリアリティが欠ける気がしたのですが、後々くだけてきたので人物同士の遠慮もあったせいかと思いました。
能面の解釈と織物や草木染の話が新鮮でそういう点でも面白かったです。
そういえば、人物の名前を「紀久」を途中までノリヒサノリヒサと読んでいました。女の子なのに。