中学のときに剣道をやっていたのだけれど、いつも自分の試合が始まってからしばらくは頭の中で「ああ始まっちゃった。始まっちゃった。」と繰り返していて、試合をしている自分と頭の中でどうしようどうしようと言っている私の二人を意識していた。そのうちに試合そのものに意識全体が集中して、私は頭の中で話すのを止める。
今日ふとその感覚を思い出して、今の気持ちの揺れようは、ようするにそういう状況が長く続いているだけのことなんだなと気がついた。
内面が迷っていても試合が無くなるわけじゃないから、始まったものは仕方が無いと腹をくくって動けばいいと思う。
仕事が敵というよりは、私が新生活、いつもの活動でない新しい環境になることが怖いのです。
社会人になる云々よりは、ようやく人の役に立てる側になれるんだと、そう考えたい。