魔女 第1集 (IKKI COMICS)

魔女 第1集 (IKKI COMICS)

ところで昨日寝る前にこの漫画の「スピンドル」という話を読んでいたら、出て来たイスラム教寺院を月曜日にテレビで見たことを思い出した。見ていた番組は夢枕獏の奇想家列伝 「シナン〜神が見える家」というNHKのもの。鳥人間コンテストに何だか飽きてしまってチャンネルを変えたら始まるところだったので見ていた。番組のテーマはシナンという建築家についてで、漫画に出てくる寺院はメインじゃなかったのだけれど、番組の記憶と目で見ている漫画の絵がすーっと繋がったのが何だか気持ちが良かった。本当は番組を見たあと感想を日記に書きたかったのだけれど、パソコンを宅急便で送ってしまったので出来なかったのです。(そして番組のことを忘れてしまった。)「魔女」は発売日に買ったものだけれど、読み返すたびに新しい発見があってとても素敵。番組は再放送が来週にやるのでまた見よう。シナンという建築家の作ったイスラム寺院は本当に美しかった。いつか実際に見にいけたらいいと思う。(それか世界ふしぎ発見で特集されないだろうか)漫画の二話目の「クアルプ」は悲しい話なのであまり読み返さないのだけれど、P164の一コマ目の呪術師クマリの「えぇー?」というような顔と、P168−170の「視る準備は出来ている?」「ようこそ。精霊の世界へ。」の世界の反転がとても好き。P170の精霊が皆女方なのが怖さを倍増させていると思う。

楽しみにしている児童書の新刊が出ていたので買いました。相変わらず胸を突かれる話です。ロッテリアで読み始め、中盤泣きそうになったので、一端読むのを止めてまた買い物をしに行って、帰るときバスを待っているときに我慢できずに先を読んだらまた泣きそうになりました。大人しく部屋で読めばよかった…。作者の伝えたいことがお説教臭くなく書き表されてるのが上手いなと思います。ナルダちゃんが親の敵が姫二人の使役する良き魔人のライラだってことに気がついてしまってどうして言いかわからずに「けもののように」泣くシーンが一番胸を突かれた。(もう一つは序盤の親切な人たちを避けて山中をゆくところ)登場した頃はちょっと厄介な子だと思っていたけれど、俄然ファンになりました次巻が待ち遠しいです。