帰郷三日目にしてようやく自室の片付けというか整頓に着手した。昨日はやはり九時前と早くに就寝したので、今日は七時前に目が覚めて二度寝もせずに起き上がれた。
埃の積もったエアコンを掃除して、五月辺りから散らかったままの箪笥の中身を整理して、要らない服を捨てた。
それから一番の問題箇所の本棚に手をつけた。昔(と言っても一年ほど前)に買っていた雑誌をまとめたりしてひたすらに捨て続けている。そのあと別の本棚のCoccoコーナー(笑)も片付けた。本当はこの間まで彼女に関する何もかもを捨てようと思っていたのだけれど、それは止めにして、何だかんだで溜まったままのSwitchという雑誌の選別をした。そうしている間にいろいろ思い出したりしたので書き留めることにした。
このSwitchという雑誌を買うきっかけはCoccoの記事(特集)があったことなのだけれど、彼女の記事以外のところをぼんやり読んでいたら新井敏紀という人の旅行記の中でCoccoのCD「クムイウタ」のことが少し書かれていて、ちょうど車で事故を起こした箇所だったので、何となく目が離せなくなってしまい、その後も読んでいた。その旅行記がきっかけで、JEWELを知って、そこからさらにフィオナ・アップルを知った。そういう意味で私に「Cocco以外」を教えた雑誌で、Coccoの記事を読みたくて地元や名古屋のヴィレッジヴァンガード巡りをしたり、初冬の発売日に学校帰りに小雨に降られつつ市内で唯一この雑誌を置いていた遠くの本屋まで自転車で走ったら、「発売日がズレました」と言われて徒労に終わったこととか、どうしても無いバックナンバーを取り寄せ注文したら、母に勝手に開封されて腹を立てたことがあったとか、いろんな意味で思い出深い雑誌です。中三から高三まで何だかんだでとびとびながら買っていました。あ、螢という少女詩人(?)を知ったのもこの雑誌がきっかけだったと思う。インタビューが印象的だった。今はやはり*1活動休止中だそうですが、曲を聴く限り思春期限定っぽかったので彼女に関してはもう歌わないだろうなと思うのです。(彼女に関しての唯一の心残りはCD全部を所有しているわけではないこと。店頭ではもう見かけないし、中古でも滅多に見かけないので、気長に探している途中です。)
そういえば、地元では三洋堂にしか入ってなかったこのSwitchですが、大阪では普通に見かけたので驚きました。そういえばそこで大阪のすごさ(東京に次ぐ都会っぷり)を感じたのでした。



と、ここまで書いてまた掃除をしていました。とりあえず、机の中以外は綺麗になったので、机はまた明日にして日記を書いているわけです。それでさっき言ってた新井敏紀さんの旅行記がどっかにとってあったはず、と思ってしばらく探していたら、Cocco関連のスクラップ帳の中にちゃんとしまわれていたので何となく過去の自分に満足しながら少し読んでいました。それで旅行記(というかドキュメンタリーという読み物だった)を書いた人をぐぐって見たら、なんと元編集長の方でライターだと思って検索して見ても出てこなかったので失礼ですが、よっぽどマイナーなのかと思っていたら、逆だったので驚きました。でも私が読んでいたその連載は単行本化されていない模様なのが残念でした。それからこの新井さんは今はSwitchでなく、同じ会社ではありますが、Coyote(コヨーテ)という新雑誌に移動されたみたいです。新雑誌は本屋さんで最近見かけたのでちょっと買ってみたいなと思います。

あと、本棚を整理していたら以前買った誕生日の本が出てきたのでなんとは無しに読んでいたら、友人として相性のいい誕生日の項目に大好きなあのこの誕生日、二月二十六日があったので何だか只ならぬ縁を感じてみたりしました。そんなこんなで部屋の大掃除をすると自分のこれまでを振り返って、実はいろんなものが今に繋がってるんだなと実感するのでしたが、一方で小学校やら中学校のときの微妙な写真を見つけてしまったりなんかしてなんともいえない気持ちにもなるのでした。何年かしたらまたこの文章も、ああ若かったんだなと思うんだろうな。

お昼過ぎにふみちゃんからの残暑見舞いが届きました。サガミの割引券ありがと〜v行った本人が忘れかけていたのは内緒です。明日にでも返事を書こうと思います。

あ、手紙と言えば私信になるのですが、無事届いたでしょうか。料金不足で寮に戻ってないか心配;

*1:私の好きになった歌手は大抵活動休止になってしまうのです。Coccoしかり山本美絵さんしかり。