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呼吸

今日無性に聞きたくなったアルバム。通学途中に聞いていました。

1.アラベスク
2.愛の実験
3.エロティック
4.飛行船
5.回復する傷
6.飽和
7.飛べない翼
8.共鳴(空虚な石)
9.グライド

行きのバスで１、２、３、４、８と聞いて、６、７は帰りに聞いた。この人の歌は、深呼吸というか、全体的に息を吸ってはいてという一連の動きみたいな感覚がして声を出すのが気持ちいいものだと思う。一番好きなのは「飛行船」の「救命胴衣/役に立たない/急降下しながら」というところ。今日はこれが聞きたくてアルバムを持っていった。
それから正直前もミュージカルバトンでも言った気がするけど、歌に関して、「痛い」とは思わない。（この「痛み」に関してはCoccoに関してもよく聞く言葉ではあるけど、私はそれがとても嫌だ。）歌詞に関しては「音」として捉えているけど、多分言葉としてみているわけではない。言葉と音から想起される風景を見るのは好きだけれど、私にはもう「痛み」とかいう感覚は必要ないものなのでそれに縋らなくてもいいのだと思う。

アドレッセンス中葉を抜けたのでしょうか。

９のグライドはなんか聞く気にならなかったのだけれど、今聞いている。ハミングしているところが心地いい曲だと思う。

この人の歌全体はぬるい水のような感じがする。眠る直前みたいな静けさ。CoccoのCDはMDに落として実家に置いてきてしまったので、MDプレイヤーが壊れた今、コンポを使うのが中々面倒でここ半年以上聞いていない。確か聞き飽きるのが怖くてやめてたと思う。

ところでこのリリイシュシュ＝Salyuさんは新しいアルバムを出したみたいですがどうなんだろう。このアルバムみたいな感じだったら聞きたいと思う。