さて、9日に「文学フリマ」へ行ったので、その記録を。

・前日まで
先月まで開催日時を16日だと思い込み、仕事の予定が入っていたため少々腐る。でも訂正してもらって事無きを得る。
メモはきちんとつけようと思います。

・前日
予定ならもう行く準備が整って、早く眠るつもりだったけれど、直前まで何もしないという悪癖の為、9時過ぎからわたわた準備を始め、渡す本の刷りなおしとか、サークルの目星、行き方なんかを調べているうち2時過ぎに眠る。

・朝
寝坊する。
きちんと服を決めていなかったので、出掛けに大慌てする。
結局乗る筈の新幹線に5分間に合わず。でも安価なほうのちょっと遠い駐車場に車を停められて、駅に向かう途中に格安チケット屋さんを発見できたので、良かったかも。今度もそこにしよう。

・新幹線
こだまでまったり東京へ。暇つぶしの道具を何も持たずに来たので眠る。起きても起きてもまだつかない。とりあえず体力温存でひたすら眠る。その間に回りに人が増えてくる。

・東京着いた
今年になってからやたらと東京に遊びに行っているので、勝手知ったる〜などと余裕を頭の中でこきながら乗り換えて秋葉原へ。

秋葉原
電車を降りたら寒かった。印刷しておいた地図と周辺案内図を見比べて、会場へ向かう。
信号を待っていたら、何だか人がたくさん並んでいるビルがあって、会場から20分経ってるのにあの行列…とびっくりしていたら、それはゼロアカの列で、一般ブースの方じゃなかったので安心していざ会場へ。

・会場
入った途端、暑っと思う。なので帽子と襟巻きを取った。今まで行ったイベントのポエケットとも豆本フェスタとも雰囲気が違ってちょっと尻込みする。なんというか、男の人が多い。ちょっと怖いかも…と思いつつも、タイプが弟とか弟の友達と似てる人が多いのでだんだん慣れてくる。パンフレットもしっかりもらい、うろうろし始める。
ルカワさんにもはいねこさんにも会えて、いっぱい買い物が出来たので嬉しい◎
以下は手に入れたもの一覧(敬称略・今、机に積んである順・購入動機とかちょっとした感想とか)

かたりべがらすの話
…切り紙のような絵に惹かれて。カラフルな表紙が並ぶ会場で目をひいた。内容は普段ならスルーしてしまうメッセージ系だったけれど、たまにはこういうものいいかな。

pianississimo vol.3 流川透明
…ルカワさんの書くものはしんしんと積もってくる。森林浴が一等好き。長短編を読んでから、表紙の水色が、解凍して流れ出た水に思えて仕方ない。

pianississimo vol.1 流川透明
…短歌集の「青空に〜」に昨日みたいなぽかんと晴れた空を思い出す。このvol.1はぐるぐる回るイメージ。

豆本「朝」 流川透明
…本文の中の小さなカットのせいか、ふつっと切れるイメージ。それが悪いんじゃなくて、朝食のテーブルにつきながら、沸いてくるイメージを眺めるような、そんな印象。上のvol.1にも同じものが掲載されているけれど、アスタリスクで区切られた1のバージョンと豆本のバージョンでは、「朝」の速度が違ってみえる。ウェブも便利だけれど、こういう手に取れる媒体、本って素敵だと思う。(なんだかずれてしまった)
キャラメル豆本はまだ開けていない。(開封したら戻せなさそうだから)じっくり寝かし中。

tiny shoes
…纏足をテーマにしたイラストと小説など。正方形の外見、纏足というテーマに惹かれてこれだ!と思いながら購入。編集後記の言葉の罪悪感と魅力のないまぜというところに痛く共感。女性を無視した苦痛を伴う文化なんて最低と思いつつ、それでも惹かれてしまいます。

ポエーシス・アモーリス/球体間接人形 麗 安藤麗
…短歌集。表紙の可愛い絵に惹かれて。旧仮名遣いの短歌。恋愛系は苦手なので、ああ、うっかり!と思ったけれど、「君」など存在していないのだと考えたら、美しくも怖い感覚になったので無問題。球体間接をテーマにしたもののほうは、人形の側からお兄様との生活を詠んでいるっていうのが倒錯的で面白いと思った。病でアパートが宇宙になるっていうのが一等好き。

僕の本の作り方 阿部敏彦
文学フリマのサークル紹介頁を見ていて、絶対欲しいと思った本の1冊。他の人がどうやって本を作っているかってとても気になる。置いてあるネタっぽい他の本や売ってたお兄さんの感じから(失礼)かるーい感じで書いてあるのかなっと思ったら、すっごくきっちりしてて、実はすっごく几帳面な人かなと思う。
内容も読み易くて、でも硬い感じがしなくて、ああいい本を手に入れたと思います。
ネタっぽい本も練られた上でのものなんだろうなと期待大です。次のフリマに居られたら絶対買おう。(本当はその場で欲しかったけど、勇気が出なかった…)一緒にもらったフリーペーパーの紙ブログもおもしろかった。

なんだかんだで時間が過ぎてしまったので、今日はここまでに。
明日また続きを書きます。