氷河鼠の毛皮 (珈琲文庫 (10))

氷河鼠の毛皮 (珈琲文庫 (10))

昨日の寝る前のお供漫画。ますむらひろし氏とはまた違った味わいの異世界や星を舞台にした物語集です。
表題作の「氷河鼠の毛皮」は宮沢賢治の作品を原作とした物語でした。相変わらず宮沢賢治の書く童話はよく分からなくて、ただ、文章や描かれている世界に妙な吸着力があると思います。言うなれば怖かったりします。そのわけの分からなさは自分の中の何か違うものを起こしそうな気がします。
以前誰かの日記で宮沢賢治の書く物語は苦手だという話を読んで、それまで学校の授業なんかでは、すごい・すばらしいとしか聞いてこなかったので、そういう風に受け取る人がいるということがとても新鮮に思えたことを思い出しました。