Mouth To Mouse

Mouth To Mouse

HELL SEE

HELL SEE

このところ通勤中に聞いていました。大学時代に当時回遊していた個人サイト界隈でちらほら名前を見かけたので買ってみたアルバムです。男性歌手なので、私の中では珍しいと思います。平たく言うと絶望系かなと思うのですが、おんなじ日常の中のうんざり感を歌っている山本美絵さんとかとは、女性歌手とは違うなあと思います。女性歌手はなんだかんだ言ってもとりあえず生きてるし、生きていく感があるのですが、男性歌手はそのまま逝ってしまいそう、ととりとめもなく思いました。
そんなこんなでなんだか重苦しい感じの暗さがあるので買った当初もあまり聞かず、何度か売ろうかな、とも思っていたのですが、ふと聞きたくなって車に積んでいました。
好きなのは「うお座」(Mouth To Mouse)「吐く血」(「Hell See」)今日は三回ずつ歌いながら帰ってきました。
なんだかんだ言っても、メロディと言葉の流れがかっちり合っているところが好きです。(惜しいのは私の声と合わないので、低くて歌いにくい歌が多いこと。)
車通勤に変えてから、運転中は歌ってばかりいます。仕事を始めた頃のような環境の変化からくる強いストレスは感じていないのですが、でもやっぱりどこかで発散したいんだと思います。
車を運転するにつれて、電車で移動しているときとは選ぶ音楽が違ってきたなということを実感しています。同じアルバムの中でも、電車のときは爆発的な音楽(ノリのいいもの)を好んで聞いていたのですが、運転しているときにそういうのをかけると音楽に集中力を取られてしまい危ないので、低めのテンションでじりじり燃焼しているようなものを選ぶといった感じです。