思い入れのある本です。確かはてなかその前の日記で同じことを書いていた気もするけれど、14歳の頃ちょうど友達にアタゴオルの漫画を教えてもらった時期に、新聞の新刊案内に作者名を見つけたので、市内の本屋さんを巡って探して、結局一番遠いところで一冊だけ入ってたのを店員さんに出してもらって買ったのですが、読んで見たら当時は論文ぽい文章についていけなくて途中で投げてしまったというものです。
再読したのは大学に入ってからで、論文を読むのに慣れたことと、ますむらさんの漫画の文庫の巻末エッセイで氏の文章も漫画と同じくらい好きになったことで最後までするする読めてしまったので、ときおり思い出しては再読しています。
今回は通勤・帰宅の電車内で読んでいたのですが、朝の眠気とか帰りの疲れとかを忘れてしまっていました。「水いろの切符」がわりに電車の指定券をしおりにしてあります。
そういえばアニメ版の銀河鉄道の夜は一度だけ見たことがあって、それもまた思い出深いです。(サントラがアマゾンで売っているみたいなので機会があったら買いたい)